当センターの紹介
当センターは、2018年4月に昭和大学病院付属東病院に設立された、すべての睡眠疾患を取り扱う睡眠障害専門医療施設です。
睡眠時無呼吸症候群はもちろん、大人から子供まで、すべての「眠り」に関する疾患に対応可能です。
循環器内科、呼吸器内科の専門医標榜でもある睡眠学会専門医をはじめとして、睡眠学会認定技師、耳鼻咽喉科、口腔外科、小児科、精神科、神経内科、糖尿病内科とのタイアップの元、特定機能病院である当院ならではの、高度専門医療に裏付けされた睡眠治療を提供いたします。
ご挨拶
昭和大学における睡眠時無呼吸症候群(Sleep apnea syndrome; SAS)の治療の歴史は2002年、昭和大学病院附属東病院で呼吸器内科が治療を開始したところまでさかのぼります。当時は専用の検査室はなく移動式の機械を使用して終夜睡眠ポリグラフィー (polysomnography ; PSG)を行っていまいた。呼吸器内科の医師たちにより「SASが心血管疾患を引き起こす」という機序を解明する重要な論文を数多く発表し今でも引用され続けています。2011年以降は昭和大学病院循環器内科病棟に無呼吸検査専用の部屋が設置されfull PSGを行うことになったため、呼吸器内科も検査室を共有し検査を行うようになりました。
6年間それぞれの診療科で診療してきましたが、学校法人昭和大学より各診療科で診療することよりもセンター化することで診療、研究また患者さんにとって利点があると判断され、2018年4月2日に昭和大学病院附属東病院に睡眠医療センターが開設されました。
当院の睡眠医療センターでの診察は、睡眠時無呼吸症候群の患者さんが一番多いと思いますが、その他の睡眠に関わる問題(むずむず脚症候群、過眠症、概日リズム睡眠障害、REM睡眠行動障害など)も診断、治療いたします。
呼吸器内科、循環器内科が窓口となり、耳鼻咽喉科、歯科、精神科、神経内科、小児科などの専門医師と連携をとりながら大学病院のセンターならではのプロフェッショナルな診察を行いますのでどうぞ我々におまかせください。
昭和大学病院附属東病院
睡眠医療センター センター長
安達 太郎